罰ゲームで男子と付き合うことになった結果
2018/03/22
私、
佐々木希を一発殴ったみたいな
顔してるって言われる
千尋くん、
罰ゲームで付き合った子、
中性顔の美少年って感じ、
根暗なオタクって雰囲気、
眼鏡をしてた。
高校二年生のとき。
クラスで一番派手なグループに一応属してた私は、この頃は
受験とかも気にせず毎日遊んでた。
私のグループは女子6人くらいで、皆オシャレで可愛い子達ばかりだった。
私はその中でそこまで目立ってたとかそういうわけではなかったな。
そんな私達がよく絡む男の子達が四人くらいいた。
ちょっと前に
アニメでやってた俺ガイルを思い浮かべてみたら分かり易いかも。
私達はちょうど葉山くんとか三浦さんとかそんなところだった。
私の学校に比企谷くんはいなかったけどね。
私がアニメを好きに
なったのは千尋くんの影響。
それでは本題に入ります。
その日、私達はボーリングをして遊んでいたんだけど、
そのときに一人の女の子が言ったんだ。
「ねぇ、一番スコア悪かった人に罰ゲーム作ろう」って。
そしてそれで負けたのが私。
話し合った結果、罰ゲームの内容が
「誰かに罰ゲームで告白しよう」ってものに決まった。
今
思えば本当に幼いと思う。
最低だ。
そして次の日、誰にしようかという話になって、男の子グループとも
話したんだけどそこで罰ゲームの相手に選ばれたのが千尋くんだった。
男の子グループ曰く、「あいつは暗いし何も言わないから平気だよwww」とのこと。
本当に最低だと思う。
そして一週間後の千尋くんが日直の日に、放課後の教室で作業をして
残ってた千尋くんに告白しようってことになったんだ。
ついにその日が来て、私は千尋くんに「ずっと好きでした。
付き合ってください。
」って告白したの。
当時は全然好きじゃなかったけど。
千尋くんは「え…?」って一瞬びっくりしたような表情をして、
「あっ、ありがとうございます…よろしくお願いします」って、
案外すんなりOKをもらった。
ここで皆が出てくるはずだったんだけど外で面白がってて結局来てくれず、
それどころか「付き合えばいいじゃん面白いwww」とか言われて、
付き合うことになりました。
夏休み少し前の話。
全然千尋くんとは話したことがなくて、ぎこちなかったけど一応
恋人だったから色々話していくうちに、
彼は確かに明るいとは言えないけど暗いわけではなく、
ただ物静かなだけで本当は面白い人だな、と思うようになっていってた。
けど、付き合ってるとか思われるのはなんとなく嫌で、学校で
そんなに話さず学校帰りも一緒に帰らなかった。
千尋くんも
「僕と付き合うキャラじゃないもんねwごめんね」とか言って
協力してくれてたよ。
静かで不器用なんだけど本当はすごく優しい人なんだ。
このときは少し罪悪感を感じ始めてた。
そんなある日、夏休みも少し前、千尋くんとデートに行こうって話になったの。
毎日メールをして二日に一度くらいは電話をしてたけど、
二人でどこかに行ったことはまだなくて
罰ゲームだったけどそんなこと忘れてもうただ楽しみだった。
初デート先に選んだのは水族館。
二人で電話で話してネットで調べて
ここに決めたの。
近くにプラネタリウムもあるし、そこに行こうって。
高校生にしては結構ロマンチックでしょ?そしてデート当日、それなりにオシャレをして出かけた。
千尋くんが
照れながら「可愛い」って言ってくれて嬉しかったのはきっと一生忘れない。
そんな気がする。
すごくすごく嬉しかった。
それと千尋くんがさりげなく手を繋いできて、かなりドキドキした。
私の方を見て「へへっ」とか照れくさそうに笑ってて本当に可愛かった。
私も照れたよwwwでも水族館なんてすぐ終わってしまうわけで、その後プラネタリウムに
行くんけどチケットの関係でまだ全然時間があったから、
私が「プリクラ撮りに行こう!」って言ってゲームセンターに行った。
それで千尋くんがお金を両替してる間に、私変な大学生達に
ナンパされたんだよね。
これがまたしつこくてなかなか離れてくれない。
そんなこんなしてるうちに千尋くんが戻ってきて、彼の性格上やばいかな…って
思ったんだけどね、「やめてください。僕の彼女です。」って普段見ないような
キリッとした顔で止めてくれたの。
そしたらしつこかった人たちもなんかブツブツ言いながらも退いてくれて、
もう完全に惚れたよね。
惚れた。
本当にかっこいいなってそのとき思ったんだ。
直後に千尋くんが「はぁ~…緊張したぁ…怖かったぁ…」とか言ってて
やっぱりいつもの千尋くんに戻ってたけどwでもそれも可愛くて好きだった。
そんなこんなでプリクラを撮り、
ご飯を食べてからプラネタリウムを観に行きました。
プラネタリウムでも
ずっと手を繋いでた。
そんな出来事があってだからもう最高に
プラネタリウムが映えて、すごく幸せだった。
そして帰り道、駅に着いたら千尋くんは「また私ちゃんがナンパされたら
嫌だから!」って言って一緒に帰ろうとしたけど、最寄り駅だし、
学校の子達に見られたくなかったからそれは断った。
こんなときまで
自分の立場を気にして私は本当に弱いやつだと思う。
そして夏休み、いや、学校であまり話さなかったから学校での
エピソードがないんだ、悲しいことに。
二人で夏祭りに行った。
少し遠出をしてかなり大きな花火大会。
浴衣を着てね。
この頃にはもう千尋くんのことがもう本当に大好きになってた。
かき氷を食べた。
焼きそばも食べた。
りんご飴も食べた。
なんか食べてばっかりだねw射的とか金魚すくいとかもしたよ。
そしたら花火が上がって、まぁちょっといい雰囲気になって
千尋くんが「また来年来ようね。」って、私は「うん、絶対ね」って答えた。
夏休みは他にも色々なことをした。
遊園地に行ったり、それと初めて
千尋くんのお家に行った。
千尋くんには妹がいて、可愛かったな。
実は千尋くんすごく頭が良くて夏休みの宿題とか色々手伝ってもらったww
その日は夜ご飯も千尋くんの家で食べたんだ。
お母さんもいい人で
「こんな地味な子だけどよろしくね」なんて言ってくれて、
絶対大切にしようって思ったの。
そして人生初ってくらいに充実した夏休みが終わった。
それで学校が始まって、まぁ学校ではグループがあるから全然絡まなくて、
ただ毎日電話は欠かさなくて
週末はたまにデートしたりした。
もちろん遠出して。
そして9月、私の誕生日。
なんかいつものグループの子達が祝ってくれるって言ってたけど、
「今日は親戚が祝ってくれるから」って嘘をついて、
千尋くんとデートをした。
普段は割り勘なのにこの日は千尋くんが全部お金を出してくれて、
夜ご飯もなんかすごい綺麗なイタリア料理屋さんで食べてさww
「バイトで貯めた」って、私のためにすごく嬉しかった。
誕生日プレゼントは何がいいか分からないから一緒に買いに行こうって
ことで結局ペアルックを買いました。
本当に最高の誕生日だった。
そして10月…