川向こうの姉妹の話

2018/02/14

俺が中2の時に家の前を流れる川の向こうにどうやら引っ越してくる物好きがいるらしいってのが噂になった
ど田舎だからそういう話がすぐひろまる
あっちではべっぴんさんだとか、こっちじゃイケメンだとか
とにかく根拠もない噂が2週間ぐらい出回ったその日は学校があったから一家が引っ越してきたのを知ったのは家に帰ってきてからだったな母ちゃんに手紙を出すとさっそく挨拶してこいと言われた
俺はばっちゃんの漬け物とか持ってすんごい期待して行ったんだ結論からいうよ
半分は期待通りだったんだ
普通のおばちゃんと超スタイルの良いお姉ちゃん(このとき中3)と矯正に眼鏡、おかっぱの妹が俺を迎えてくれた何でこいつが同じ家にいるんだってくらい差が激しかった
俺はずっと姉ちゃんの方をむいてしゃべってたな
で、おばちゃんに良いこいいこされて帰った
正直、お姉ちゃんのが良かったすぐに俺は絶望したね
学校にいったら妹の方が転入生として紹介されてるんだからな
で、妹の挨拶
「妹です。わからないことがあると思うけど頑張るのでお願いします。でも、俺君とクラスが一緒で安心しました」最後のがいらなかった
中学何て男女が近くにいたら囃し立てるのがつねで
それが転入生なんだからちっちゃい校舎に噂が広まり切るまで1日もかからなかったその日からことあるごとに囃し立てられた
消ゴムを拾うたびに
「いやぁ、優しい旦那ですなぁ」
給食で席を合わせると
「いやぁ、お邪魔なようなので我々は離れて食べますのでどうぞごゆっくり」
帰りの方向が一緒だから放課後になると
「いやぁ、奥さんの手料理が待ってるんでしょ?羨ましいですなぁ」嫌になったね
そして極めつけは妹の態度だ
おっとりしててそのくせ言われたことにたいしていちいち恥ずかしがってやがる
頭にきたね1ヶ月もそのネタが続く
でも、飽きがくるんだな
まだガキだし
でも俺はまだイライラしていたね
理由は妹いつのまにやら毎日迎えに来るんだ
流石にお弁当は作ってこなかったが
やたらと親切でベトベトではないんだが常にくっついてくるんだな
俺は姉ちゃんだったら良いのになぁとか思いながら一学期を終えたクラスの連中も飽きもあるだろうがもうほんとに出来てるんだろうと思ってそっとしておいたという奴もいたんだろうな
俺も学校では妹をそんなに邪険にはできないし、世にツンデレという言葉が出始めの時期だ
下手に無下にするとそのネタでからかわれたりもした夏休み
当然のように毎日遊びに来る妹
ついにはお昼を作るまで俺の家での妹の地位が気づかれていた
困ったもんで母ちゃんもいい気になって料理なんか教えるから妹も一生懸命になって何となく迷惑だなんて言えなかったある日、妹一家と海に行くことになった
俺はすごく微妙な気持ちにならざるを得なかった
姉ちゃんの水着を見ることができるが同時にそれは妹とさらに親睦を深めることになる、そう思った結局姉ちゃんの水着を拝める誘惑には勝てず俺は海水浴に行くことにした当日
俺は姉ちゃんと一緒に海原を泳いだ
楽しかった、本当に楽しかった
俺は水泳部に入ったことを神に感謝した
日々の苦しい練習もこのためにあったんだとか思いながら泳いでた
妹は泳げないため砂浜でなんかしたり、浮き輪で浮かんでた
とにかく、夢中で姉ちゃんのわがままボディを堪能し、さりげなくパイタッチしたりして
十二分に海水浴を堪能した
まさに一夏の思いでになる……はずだった3時ぐらいだったかな
風が吹き出したんだ
おばちゃんが一旦上がりなーって言ったんで姉ちゃんと一緒に浜に上がろうとしたんだよ
そんなとき
視界のはしっこで水しぶきが上がってんだよ
正直、見ないふりもできるレベルだった
でも、向いちゃったんだな
で、見ちゃった
妹が水上で犬神家やってんのを姉ちゃんはもうそのときクロールで大分先に行ってて俺が一番近かった
怖かった
何やってんだよ
何でお前は頭から海に突っ込んでんだよと
思いながら気づいたら助けてたおばちゃんから泣いて感謝された
妹もスッゴいキョドってたけどありがとうって言われた
俺も悪い気はしなかったさ
でも、妹は今まで以上にくっついてくるようになった
ちょっとしたヤンデレのレベルにまで進化した
俺の神経は日に日に擦りきれていった夏休みが終わり2学期クラスの連中も流石に妹がおかしいことに気づいたらしく俺のことを心配してくれた
ありがたかった
だが、女子が近づくと機嫌が悪くなってあとで不安定になって突然切れられたりするのが怖かったで、中間テストが終わった日の放課後
ついに下駄箱にベタなハートマークのシールで封のしてある手紙が入っているのを俺は見つけた俺はどう転んでも悲惨な目に合うのを覚悟し、妹の待つ音楽室へ向かったいたよ、ど真ん中に
入った瞬間に目があったね

「来てくれた……」
っていって近づいて来る
「私ね?……俺君のことがね?!」意味の分からん所で語気が強まるそしてほぼゼロ距離耳元で
「………だーいすき」背筋がブルッた
このとき以上に怖い思いをしたのはないし、この先も無いと思う俺が
『ウワァヤベェコエェミミヤバァ』
とか思ってると俺の口が勝手にな?
「鏡見てから出直してきな」
って言ったんだよおかしいだろ?
目の前のヤンデレでネジ一本吹っ飛んだ女の告白をこれで断る
俺もネジが5~6本飛んでるな
俺は歯食いしばって目を閉じて
衝撃が何時でも来て良いように身構えたでも、思ったようなダメージは無かった思ってたのと違うってのは
俺が思ってたのは打撃系統だと思ってたのに実際はボールペンによる突き刺し系の攻撃だったことで攻撃されなかった訳じゃない
この攻撃によって俺は右手にあーこれは消えないなって傷をおったよ
今じゃ大分薄くなったけど流石に近くの男子便所に逃げ込んだよ
怖かったね六時近くだったから学校にいる生徒も少なかったし、もう暗くなってたからね
幸いにも男子便所の前で待ち伏せはされてなかったから無事に家に変えれたけど
次の日は流石に具合が悪いっていって休ませてもらったラノベとかだったら寝込むと家に来るんだろうがそれはなかった次の日は流石に学校にいって普通に生活した
そう、普通にである
妹が俺にくっついてくる事もなく
いたって平和に過ごすことが出来たそれから一週間
何事もなく、平和に暮らすことができて俺はやっと諦めてくれたかと思ってたしかし、事は土曜日に起きる朝起きると母ちゃんがいない
下に降りると出掛けてきますと置き手紙
妹ちゃんにお昼つくってもらう約束したから安心してねとも書いてあった
やべぇよ、やべぇよ……で、10時
インターホンが鳴り響く
妹がやって来たちょっと早くないか?と聞くと
「話したいことがあるの、部屋でいいよね」
っていって部屋へ
怖いけど二階へついていく可愛そうな俺部屋に入ると座るように命じられ、俺は正座で頭を垂れる
俺はまた
『ヤベェコワィチビルアシフテェヨ』
とか思ってた何て思っていると
「この間はごめんね、ちょっと積極的すぎたね」
と妹
まさか積極的という言葉がこんな使われ方をするなんて!!
驚いた俺は
「俺も真実とはいえ、すまなかった」
と、素直に謝ってしまった
今回は打撃系統だった
良かった「話は戻るけど、私の何が気に入らなかったのかを聞いてあげようと思うの」
と、仰るので
「遺伝子レベル」
と答えたら下腹部に鈍痛が走った
俺は早く平和な日常に戻りたかった「真面目に答えてくれないの?」
と今度はシャーペン持ちながら言うので
「まず、体形。次に性格とかセンス。あとはタイプじゃないな」
とマジレス
すると
「分かった、何とかするね」分かりませんそんな俺を置き去りにしてキッチンに向かう妹は何故か嬉しそうだったお昼はオムライスだった
超旨かった
ヒ素とかは入ってなかった
良かった食べ終えたあと俺は違和感を感じる
妹が優しい微笑みを称えているではないか
そして、皿洗い、洗濯、掃除を次々とこなし
お風呂まで沸かしてもらったところで聞いてみた
「貴様!!何をたくらんでやがる」何で喧嘩腰なんだろう、おれそしたらおっそろしいことに
「私ね俺君のためなら何でもしたいし、どんな努力だってするって決めたの」
こいつが言わなきゃ最高のセリフなのに恐怖しかかんじなかった俺はさっさと風呂にはいって寝た
妹はいつのまにか帰ったらしく
おんなじ布団に入ってくることはなかった
良かったそれからしばらく妹の怖いけど特に変わったことは無かった
しかし、本当は毎日すこしづつ変わっていったらしいのだ
それに気づいたのが12月も中盤に差し掛かったころだった今思えば遅かったような気がするが気づくのが怖かったのかもしれない
すこしづつ、すこしづつ変わっていった妹に
気づいてしまったらまた平和じゃなくなるのかもしれない
しかし、俺は気づいてしまった妹がおかっぱではなくなったことに転入してきた頃から不動だっったおかっぱヘアーではなくセミロングでつやつやの黒髪
良い感じの太ももに白いはだ。
矯正は外され、コンタクトおまいらの予想は的中
明らかに美人になっていた
俺は姉ちゃんに何か仕込まれたかと思ったがどうやら独学だったらしい
というのはあとから聞いた話そして、クリスマスイブにですね
呼ばれるわけですよ
放課後、音楽室で待ってるって今度は俺もふざけないで答えようと思ってました
妹も攻撃してこないだろうしってたかを括って向かいましたいました、部屋の真ん中で
大分印象は変わったけどあの日の場所で妹は待っていました
その顔は決心に満ち、ここに来るまでに大変な努力をしたんだろうなと
言うのが伝わってきました「いつでも良いぞ」
相変わらず…

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