オレとAとY子とT子

2022/05/01

中2の夏休み前、オレと他のクラスにいた友人であるAはオレの隣のクラスの女の子Y子とT子から相談があると言われた。
オレとその女の子2人は通っている学習塾が一緒で、中1時代のクラスメイトだったし、仲もよかった。
何だろうと思い、昼休みにAと指定された文化室(茶道とか華道のための部屋)に行った。
彼女達の相談というのは一度でいいから男性にバストを揉まれてみたいという、とんでもないものだった。
AVで女優がオッパイを揉まれて喘いでいる姿を見ていると、早く自分もされてみたいという思いが募ってしまったというのだ。
心の中で快哉を叫んでいるクセにオレは「でも慌てなくてもどうせすることだし、やめとけば」と心にも無いことを言ったけど、結局放課後には実行することになって、その後の授業は上の空だった。
いよいよ本番を前にしたときに、オレはオッパイ揉むだけではもったいないと思い始め、こうなったらやってしまおうと決意した。
問題はオレの相手がY子になるかT子になるかだった。
Y子は顔がチンみたいな感じで、ブスではないが美人ではない。
でもオッパイは間違いなく学年でもベスト5に入る大きさだし、スタイルはよい。
T子は学年トップクラスの美人だが細身で、揉み揉みの醍醐味は期待できない。
だが、オレの好みはT子だったから、組み合わせをどう決めるのか、決まったら自分自身どう感じるのか不安だった。
Aと決行場所と決まった文化室に行くと、2人とも既に待っていた。
「じゃあ、しよっか」とY子かT子が言って、Aが「オレはどっちとすればいいの」と間抜けな声で質問したので、問題の組み合わせに直面した。
この時点でAには「やってしまおう」というオレの決意は伝えていない。
Aは文化室に着くまでに「どげんしたら気持ちよかとやろーか」と以前住んでいた地方の言葉でオレに相談していたくらいで「最初は優しく、段々激しく揉んだら喜ぶかね?」とか「オレ達はどげんしたら気持ちよくなるとかね?」というようなアホな質問をしていたくらいで、「やっていまおう」とは全く考えていないみたいだったから、オレは決意を告げないままにしていた。
いよいよ「パートナー」決定の時がきたが、Y子がオレのシャツの袖をそっと握って「私、H(オレ)にしてもらう」と言ったので、すんなりとパートナーは決まったが、T子が一瞬不満そうだった。
オレは好みのT子じゃないので残念だった反面、オッパイ揉み揉みが楽しめるんで嬉しかった。
「じゃあ脱ごうか」というような感じで、オレ達はパンツ1枚になり、Y子とT子はブラウスを脱ぎ、スカートを脱いで、Y子は履いていたブルマも脱いだので(T子は生パン、色はブラと同じ淡いオレンジ色で「可愛い!」と思ってしまった)、2人ともブラ&ショーツスタイルになった。
オレはY子にゆっくり抱きついて、そのまま押し倒し、ブラの上からオッパイを揉み始めた。
オレ自身勃起しまくっていたし、それが彼女の体に当たるたびに気持ちいいような状態だった。
ブラを彼女の協力ではずして、乳首を見た瞬間、オレは我を忘れて吸い付いてしまった。
そのとき初めて「ああ?っ」という彼女の声が漏れ、オレは乳首を舐めたりしながら、一方のオッパイも乳首を中心に責め続けたら、彼女の息がどんどん荒くなっていった。
オレは「今しかない」と思い、彼女のショーツを脱がせにかかった。
抵抗されることなど全く考えていなかった。
意外にも彼女のショーツは苦労もなく下げることができ、オレは下半身を凝視してしまった。
彼女が「ダメダメ」と抵抗し始めたので、再びオッパイを揉みまくると、また息が荒くなってきたので、ここぞとばかりに股間に指を這わせてみたら、ヌルリと指が埋まる感じがした。
オレにとっては想定外の出来事だったが、そのとき彼女がカラダをのけぞらせて喘いだので、「あ、もしかしてあそこに指が入ったんだ」と気がつき、そのあとはおっぱいと股間を必死で攻めた。
彼女は身を捩って喘いでいたので、「よし、今だ」と思って、パンツをおろし、自分のペニスを指で彼女の股間にうまく当ててグィッと腰を突き出したら、先っぽが入ったので、そのままグイグイねじ込むようにして、彼女が「いたた、痛い!」と言うのも構わず奥まで挿入して4,5回ピストンしたら発射してしまった。
それまでAとT子の様子には全然気づかなかったが、2人はオッパイを触るところまで進んだ時にY子が喘ぎ始めたので、中止してオレ達を観察していたというのだ。
なんと初めてのセックスは人に見られながらという間抜けなものになってしまった。
Y子は出血したし、オレのペニスも赤くなってしまって、T子はそれを見てゲラゲラ笑っていた。
その日はそれで終わったが、その日を境にY子のオレに対する態度が慣れ慣れしくなり、オレはオレでまたやりたかったから、Y子を文化室に連れ込むようになって1学期の終業式までに10回くらいは楽しませてもらった。
でも帰宅する時に帰り道が同じT子に終業式の日に「Y子が好きなの?」と尋ねられたときに「えっ」と口篭ってしまい、オレ自身にとってY子は性の捌け口だと気づいた、好きなのはT子だった。
「いや、でもやらせてくれるしな」とT子の質問に戸惑うような口調で応じたところ、「あんた、好きでもない女にあんなことして、それでも男ね!」とビンタを張られてしまった。
だってオマエとアイツが乳揉んでくれなんて言うからじゃないか、と言おうとしたら、T子は「あの日は絶対、Hは私を選ぶと思ったのに!」と涙目になっていた。
T子もオレのことが好きだったんだと初めて気づいた。
「だって、あのときはいきなりY子がオレを選んで、もう変更とかできなかったじゃないか」とオレなりに反論しながら、ここでオレも告白したらT子ともやれるかもしれない、少なくともオッパイはいけると計算が働いていたので、「オレだってオマエが良かったさ」というとT子は「ホント?絶対ホント?」と嬉しそうだったので、オレは足をオレ達が卒業した小学校に向けた。
この小学校には出入り自由な倉庫があるのだ。
自然にその方向へT子を連れて行き、倉庫まで何も不自然さがないままにたどりついて、そこですぐにT子を抱きしめてキスをした。
これがオレの初キスで、Y子とはセックスは10回くらいしても一度もキスしていなかったし、校外でデートもしていないままだったのだ。
そのままオレはT子を押し倒そうとしたけど、床が汚れているのでT子が嫌がって、T子の家に行くことになった。
T子の母親は呉服店で働いており、日中は留守だし、小学生の妹(当時小6)は夕方まで遊びに行っているので帰ってこない。
いよいよオレとT子が結ばれるときが来て、オレはY子で予行演習を積んでいたからか、うまくT子をリードすることができた。
このときもT子の下着は可愛いパステルカラーで、色はミントグリーンだった。
T子の胸はY子に比べるとかなり小さかったけど、挿入したときの快感はY子以上だった。
そのときセックスには精神的要素が重要なんだと知った。
それからの夏休みはバラ色だったけど、Y子から日々電話がかかるのが苦痛で、T子と相談してどうするか決めなければならなかった。
AはAで「もう1回チャンス来ないかな、オレもT子とやるけん」と言うので、オレはAには本当のことを話したら、「それは不公平ばい、なんでHだけがいい思いするとね。じゃあオレがY子とやれるようにしてくれんね」と言い出した。
なんて野郎だ、と思ったが、オレは「そうだ!」と思わず声に出してしまっていた。
T子はY子に本当のことを話すというので、それでY子が逆上したら、被害を受けるのはオレになることを諄々と説明し、「実はAがY子とやりたいと言っているので、うまくAをY子にあてがおう」と言うと、「そんなにうまくいく?」とT子はオレの計画に疑問を呈した。
それでT子に「Y子がオレのことを本当に好きなのか、それとも成り行きでセックスして、それが気持ちよかっただけで、とりあえずやりたいと言っても恥ずかしくない相手がオレだということじゃないのか」ということを確かめるように頼んだ。
丁度夏休み中の塾で明日からY子とも顔を合わせるので、その日のうちになんとかして欲しいと言ったら、T子は夕方Y子と会ってきたと夜電話をかけてきた。
「なんだかね、Hのことは嫌いじゃないけど、ついついセックスしてしまっただけで、本当に好きなのはK先輩だって言ってるよ」というのだ。
オレは小躍りした。
これで問題なくY子と別れられる。
翌日の塾の帰り道にオレはY子に「オレ達、まだ中学生だし、こんなことしてたらマズイよ。それにオマエだってオレが好きでしてるわけでもないんじゃないの?」と切り出すと、意外にも素直に「そうだね」と言うので、「もうやめような」と畳み掛けた。
「う?ん、でももう1回したいな、あれ気持ちいいしね」と言われ、オレは迷ったけど、「あのさ、もし気持ちいいだけでよければ、オレじゃなくてもいいんじゃないの?たとえばAとかさ」とAに振ろうとした。
「ええっ!Aはねぇ・・・」Aに振ることはできなかったが、なんとかY子とは終わりにできた。
オレはT子としっかり避妊して夏休みの間楽しみ続けた。
Aからは「まだY子とやれんとね?」と言われ続けて2週間目に「自分でアタックしてみろ!」と突き放した。
丁度夏祭りになって、オレは浴衣姿のT子と2人ででかけたかったが、オレとT子の関係はまだ知られていないし(外でデートするのには遠方を選んでいた)、Aが「Y子とT子を誘わんね?」と言うので、この際、そういうことにして、オレはT子と消えれば、あとはAが自力で何とかするだろうと考え、それに同意してT子にもそう伝えた。
当日待ち合わせ場所にY子とT子が現れ、T子は打ち合わせ通りに浴衣姿だった。
オレも浴衣姿だったので、自然とオレとT子、TシャツにジーンズのAとタンクトップにミニスカートのY子という組み合わせになった。
オレ達4人はぶらぶらと神社の中を歩いていたが、いくつか夜店を回るうちに、T子とオレはうまく脱出できたので、そのまま帰ろうかとも思ったが、隠れて2人を観察することにした。
とはいうものの、隠れ場所などなく、神社の鳥居の陰にいれば、どこかに2人で行くところを見つけることができるだろうということになり、尾行作戦になってしまった。
5分としないうちに2人が来た。
そのまま2人は歩いていくので、かなり離れて尾行したら、公園に入っていった。
公園のベンチでなにやら話しているが、遠くて聞こえないし、蚊が気になって仕方がなかった。
ベンチで多分20分くらい話していたようだが、2人は場所を移し、外灯のない場所に行った。
その後のことはわからなかった。
翌日Aから「おっぱいまでは触らせてくれた。俺はそれだけで射精してしまった」という間抜けな報告があった。
でもAは結局Y子とセックスできないまま夏休みを終えた。
オレにとっては日々楽しく、充実した夏休みだった。
中2から卒業までオレとT子はステディな関係を続けて、オレの中学生時代はバラ色だった。

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