温泉の少女、ある思い出

2019/01/07

昔、とある山間の温泉の露天風呂に入っていた時のこと。
目の悪いおじいさんの付き添いで少女(孫娘?)がスクール水着で入ってきた。
少女は小学校高学年(56年〜中1?)くらいだろうか、髪をポニーテールにまとめて、とても清楚な顔立ちだった。
少女は周囲の目を気にすることもなく、おじいさんに付き添い、きびきびと接してしていた。
いまどきこんなにも献身的な女の子がいるのかと驚くとともに、素直に偉いなあと思った。
どんな家族関係なのか気になったが声をかける勇気はなかった。
しかし、その場の違和感は少女の体へと視線が向いてしまう。
俺は駄目な人間だ。
少女が真面目な態度であればあるほど惹かれてしまった。
膨らみ始めた可愛いバストにどうしても目がいってしまう。
スクール水着は濡れていると体に密着するのでお尻の形などがくっきりとわかった。
少女はおじいさんの背中を流し、再び一緒に露天風呂に入り、軽く湯を浴びて出ていった。
俺もそろそろ上がろうと湯を掛けて体を拭いた。
少女の後を追ったと言われれば否定はしないがなんとなく気になって、と苦しい言い訳を許してほしい。
脱衣所でおじいさんは体を拭き、少女から衣類の置いてある場所に導かれて浴衣姿になった。
少女はどうするのだろう、このまま濡れた水着で出て行くのだろうか?。
少女はおじいさんを長椅子に腰掛けさせるとトイレで着替えてくるから待っていて、と告げた。
少女はバスタオルや衣類などが入った袋を持って脇のトイレに入った。
俺はその手際の良さに感心した。
俺が浴衣に着替え終わったとき、おじいさんがバランスを崩して、つまずくように倒れる寸前だった。
ずっと見ていたわけではないので、なぜ立ち上がろうとしたのか、何をしようとしたのかわからない。
俺はとっさに「危ない!」と叫んでしまった。
おじいさんもあーっと声を上げた。
少女が全裸でトイレから飛び出してきた。
俺はとっさにおじいさんの上体を支えたので膝を軽く打った程度で済んだ。
おじいさんは俺と少女に「すまんすまん、ちょっと・・・・」と言っていたが意味はよくわからなかった。
そのとき少女の体を見るなという方が酷だ。
バスタオルは持っていたが巻く余裕などはなかったのだろう。
真っ白な肌、膨らみ始めたおっぱい。
少女特有のつんと突き出た乳輪がピンク色に染まっている。
スリットの上にはうっすらとヘアが生えていた。
おじいさんを挟んで少女とは至近距離で接していた。
とっさのことでお互い不自然な格好になっている。
少女も慌てて駆け寄ってきたのでしゃがみ込むような姿勢で膝が曲がっている。
ほんの一瞬だったが少女の割れ目が少し開き気味になって芽のような可愛い突起が見えていた。
俺と少女で再びおじいさんを長椅子に座らせた。
少女はそれまで胸のあたりを押さえて垂らしていたバスタオルを取るとおじいさんの膝元に置いた。
俺の正面を向くと澄んだ瞳で見つめ、居住まいを正すようにいわゆる気を付けの姿勢で「どうもありがとうございました」とお辞儀をした。
普通ならバスタオルで前を隠したままお礼を言われてもおかしくない。
全裸できりっとした姿はあまりにも眩しく俺は少女と合わせたを目を下に向けることができなかった。
少女はトイレから衣類を持ってきてその場で着替えた。
おじいさんが心配だったのだろう。
着替えといってもパンツを履き、スポーツブラを着け、浴衣を羽織るだけだ。
俺はぼんやりと少女を眺めていた。
ぷるんと小さく揺れているおっぱい、乳輪が盛り上がった乳首の先も小刻みに揺れている。
思春期特有の体のラインが初々しく、恥丘を裂くようなざっりとした割れ目と淡いヘアがあまりにも可憐だった。
エッチ目線といわれればそれまでだが、俺は女性の裸像彫刻を眺めているような感覚だった。
俺は思わず君は偉いなあ、とても礼儀正しくて感心したと褒めた。
少女は目を伏せ少し顔を赤らめていたが、恥ずかしそうな表情をその時はじめて見せた。
しばらくして少女は俺に軽く会釈しておじいさんを支えて出ていった。
まったく邪心を感じさせない少女だった。
恥ずかしがることもなくおじいさんを介護していた少女。
本当はすごく恥ずかしかったのではないか。
それを表に出さない少女の健気さに俺は感動すら覚えた。
一方で男として理性を抑えられなかった興味本位の自分に罪悪感を感じた。
もしかすると少女は恥ずかしくて水着を着用したのではなく、むしろ男性入浴客への配慮のためだったのではないだろうか。
本人はおじいさんを手助けするためなら裸も厭わず平気だったような気もした。
好奇な目で見られることも覚悟の上で献身的に振る舞った少女の純粋さには頭が下がる。
複雑な気分のまま寝付かれず早朝の露天風呂に入った。
期待していたわけではないが、少女と老人は現れなかった。
そんな奇跡のような偶然が続くはずもない。
朝の陽光の中で静かに時間だけが流れて昨日の出来事がまるで幻のように想えた。

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