ずーっと本気で片想いをしていた従姉妹に翻弄されて
2018/09/22
俺のオカンの妹の同い年の恵子との話。
俺は正夫。お互い仮名。
小さい頃からよく行き来があって仲が良かったんだけど、
恵子は成績も良くて可愛いタイプ。
俺は頭悪いし、ごく普通の気弱なタイプだった。
小学校の高学年まではお互い異性って意識は無かった。
高学年になって、恵子の胸が膨らみはじた頃、意識し始めた。
ただ、まだ好きとかの感情もあまり無かったかな。
意識し始めると若いし好きな気持ちが高ぶって、
恵子が家族で遊びに来る日を心待ちにしていた。
確か小学校六年生位だったか、恵子が遊びに来ていて
風呂に入った見たいだったし、
水を飲みに台所に向かったら、風呂から出て来た恵子に遭遇。
恵子は全裸だった。
かすかに膨らんだおっぱいの記憶は、今も鮮明に覚えている。
その日は、何と無く
お互い気まずい感じで話さないまま終わってしまった。
確かその日はけの家族は泊まりで、翌日までいたかな。
翌日は朝から二人共何も無かった様に遊んだ。
俺は恵子のおっぱいの事ばかり考えてたから
あそこは常にビンビンだったと思う、
夜にトランプしてた時に、
お互いの好きな相手の誕生日トランプで出し合おうって事になった。
俺は恵子が好きだっだから当然恵子の誕生日を出し裏向けに置いた、
恵子が俺以外の誕生日出す不安を持ちながら、
恵子がトランプを並べるのを待っていた。
今考えると俺以外の誕生日出したら誰かわからない訳だし、
かなりダメージ大きかったと思う。
まず、俺からトランプを表向けにした。
恵子は少し嬉しそうな表情だった。
次は恵子の番である。
俺は心臓バクバク状態。
恵子は一気に表に向けた。
そこには俺の誕生日の数字が並んでいた。
俺は嬉しさいっぱいでかなり興奮したのを覚えている。
ただ、お互いが好きな相手が
目の前にいる従姉妹ってわかった瞬間から変に意識し始め、
多少よそよそしくなった感じで、
それから恵子が遊びに来ても以前の様に遊べなくなった。
中学位になると、お互いの家族の行き来が少なくなり
恵子に会える頻度が少なくなったが
好きな気持ちはますます大きくなって来た。
ますます可愛いくなっていく恵子。
ますます好きになっていく俺。
そしてますますよそよそしくなっていく2人の関係。
悶々とした日々延々と続きやがて2人は高学年に。
中学二年以降多分殆ど会話も無く、会ったのも多分数回程度だった。
高校二年位だったと思うけど、
母親に頼まれ荷物を届ける様に言われ、
ちょうど高校からの帰り途中の駅で恵子と待ち合わせする事になった。
二年以上会ってない恵子に会える嬉しさで、
前の日から興奮気味で寝不足だった。
そしていよいよ恵子に会う日になった。
俺は朝からウキウキ、授業も耳に入らず、恵子に会える嬉しさと、
会ったら何を話そう喫茶店でも誘うか、色々考えていた。
そして、待ち合わせの駅で降り恵子を探すが、まだ来ていない、
10分位待った頃、階段を登ってくる恵子の姿が見えた、
久しぶりにみる恵子は可愛く色っぽくますます女性らしさがあふれていた。
そして、恵子も俺に気がつき目と目が合った。
俺はすでに心臓バクバク状態。
昨日から考えでた話す事や、喫茶店に誘ってと思ってたことも
頭のなかが真っ白になってしまった。
とりあえず頼まれた荷物を渡す俺。
こんなチャンスは二度と無いかもと考え
思い切って喫茶店でもって言いかけた時に、
恵子と同じ制服を着た女の子が恵子の横に立っていた。
直感でこの子恵子の友達か?なんで友達と来たん?
俺を警戒したのか?頭がパニック気味になる俺。
恵子は微笑みながらありがとうと一言。
俺は 友達?って聞いた。恵子は うんと一言。
それ以上会話が続かず、じゃあって一言言ってホームを歩く俺。
何とも情けない。
昨日からあれ程楽しみにしていたのに、
電車にのってからは何で恵子は友達連れて来たのか?
そんな事ばかり考えていた。
恵子に久しぶりに会った事で、
次会った時には振られてもいいから告白しようと心に誓う。
でもそれ以降会うチャンスなんて無く大学一年の夏を迎える。
流石に大学になるとサークルで知り合った子が好きになり
恵子の事はいい思い出と考えていた。
あの日が来るまでは。
好きな子は告白 して振られたが、
諦められなくて二度の告白で何とか付き合う事になった。
付き合い始めて間も無い頃、
友達がライブのチケットあるし誘われ行く事にした。
彼女も誘うが都合つかず、友達の彼女も都合悪くなり
チケット二枚余ってしまう。
かなり人気のライブなんで他の友達に聞くが皆んな都合 つかず。
たまたまおかんの一番下の妹が来てたので
話ししたらライブに行きたいって事になっ残りが一枚。
友達とまあ一枚は無駄になってもいいやんって事でライブ当日の朝に。
ライブ行くおかんの妹から連絡あり
まだライブチケットある?って聞いて来たから
あるから誰か行くなら連れて来てって言っておいた。
ライブ会場で待ち合わせの為、
友達と向かって待っていた。
おかんの妹から携帯に連絡あり、
ちょっと遅れるから先に入っておいてと連絡あり。
友達と2人会場に入り待っていた。
始まる10分位前に、遅れてゴメンって声に振り向くと
おかんの妹ともう一人の姿が。
友達かなと気に留めなかって
こんにちわって言って顔を見ると
そこには高校二年以来会っていない恵子が立っていた。
俺は一瞬信じられ無くて何度も確認したが間違い無く恵子だった。
おかんの妹が早口で、
チケットムダになるよりと思って
恵子に声をかけたら行くって言うし連れて来た。
今日うちの家に泊まらして明日帰らす。
ライブが始まるのでそれで説明終わったが
俺の横に恵子が座った為、今でもライブの内容何も思い出さない。
ライブ中は思い出になっていた恵子の事ばかり考えていた。
何も記憶の無いライブが終了するまで、
いつまでもライブが続いて欲しい気持ちであったが、ライブが終了。
俺は友達と帰るから2人をバス停まで送る事にした。
恵子と会話は無かった。
バス停に着き直ぐにバスはやって来た。
恵子もバスに乗りかけたが次の瞬間恵子の口から信じられ無い言葉が。
正夫の所に泊めてもらっていい?って
言葉が出て俺は即座にいいよって返事していた。
急遽、泊まる事になって有頂天の俺は
何を話そうかと考えながら歩き出した。
しかしその楽しい気分も一瞬にして吹き飛ばされる事となる。
友達は急遽恵子が泊まる事になった為、
彼女に迎えにくる事になった為、恵子と2人で帰る事になった。
恵子と2人で電車に乗りラブラブ気分で大学生活など近況を話していたが、
恵子が定期入れから何かを出し、話しかけて来た。
それは、男の写真で、恵子が 俺を奈落の底に落とす言葉を発した。
この人彼氏やねん。
俺は頭がクラクラしパニックになった。
何故、恵子は彼氏の写真みせるのか?
俺を試そうとしてるのか?いろんな考えが
頭に渦巻いていた。
彼氏の写真見せられかなり動揺したが
精一杯繕い笑顔でそうなんやって言ったが次の言葉は出なかった、
恵子は無邪気に彼氏の話しを続けていたが、俺が反応しない為、話は終わった。
無言のまま家に帰り、食事、風呂にはいり俺たちは二階に上がり、
俺は自分の部屋に、恵子は隣の部屋にはいった。
おやすみと言って。
俺は恵子に会えた嬉しさもまだ多少あったが、
彼氏の写真の事が頭にあり気分はかなり落ち込んでいた。
明日は大学のテストがある為、
考え無い事にして勉強する事にした。
テスト前にライブ行く俺もどうかと思うが(笑)
30分も勉強した頃、
いきなり恵子が部屋に入って来た。
恵子;何してるの?勉強?
正夫;明日テストだし勉強。
恵子;ねえ、あっちの部屋一人だとさみしいからここにいてもいい?
正夫改め俺;うーん、いいけど、勉強できないよ恵子がいたら。
俺は彼氏の事も吹っ飛び嬉しいけど平静を装い答えた。
恵子;なんで私がいたら勉強できないの?と笑顔で聞く恵子。
俺;横にいたら気になるし集中できないよ。
恵子;気にし無くていいよ見てるだけだし、正夫は彼女いないの?
俺;いきなり質問?見てるだけ違うやん(笑)最近彼女は出来たよ
恵子;私の彼氏の写真みせたから正夫も彼女の写真見せてよ
俺;見せるほど可愛く無いし
と拒否する。
実は恵子に似たタイプなんで見せたく無かった。
見せる見せないで10分程度話すが納得してくれないし、
勉強出来ないし仕方なく見せる事にした、なるべく小さい写真を。
アルバムを出し見せたが小さいから他の写真もみせてよと
恵子は催促しはじめる、
恵子に似たタイプと悟られるのを覚悟でしかたなく見せる事にした、
見せないと見せるまで言いそうな感じだし。
恵子はパラパラとアルバムめくり写真を見ながら
恵子;ねえ正夫の彼女ってちょっと私に似たような感じしない?
俺;そうかな、似て無いと思うけど
俺はちょっと焦りながら答えた。
恵子;ほら、この写真なんか良く似てる感じがするよ。
俺;そうかな、俺はかなり動揺していた。
恵子;ねえ正夫って
と言いかけたが恵子は一瞬ためらった感じで言葉を止めた。
俺;どうしたん?
俺は焦りながら問い掛けた。
恵子はためらった感じのままだったが
恵子;正夫ってひょっとしてまだ
って言ったがまた止まった。
俺;まだ何?
恵子;うん何でもない
俺;まあ似てるかも知れないね。
俺がそう言ったが恵子はちょっと複雑な顔をしていた様に思う。