姉の柔肌6
2018/07/14
3人は夕食を済ませた温泉旅館の和室で月明かりにキラキラと輝く海を窓から眺めていた。
食事を済ませた部屋には既に布団が敷かれており、窓辺の椅子に腰掛ける隆志は温泉で火照った身体を団扇で扇ぎながらビールを煽っている。
由紀と賢治は互いの肌の温もりを思い出しながら黙ったままテレビに向かっていた。
隆志は仕事と運転で疲れたのか缶ビールを2本を飲み干すと敷かれた布団に潜り込み、由紀と会話を交わすことなく静かに寝入ってしまった。
「…賢ちゃん…つまらないでしょ…」
「そんな事ないよ、姉さん…でも義兄さんっていつもあんな感じなの?…あまり喋らないんだね…」
「…う…うん…」
二人は静かな寝息をたてる隆志の様子を伺いながら小さな声で言葉を交わしていく。
「…義兄さんよっぽど疲れてたんだね…じゃぁ、僕達もそろそろ寝ようか…」
「…うん・・でも姉さん未だ身体が熱くて…冷たいものでも飲んで身体を冷ましてから…」
「…じゃぁ俺冷たいもの買ってくるよ…」
賢治は小銭を握り締めると、同じ階にある自販機コーナーに向かった。
(…姉さんと義兄さん、上手くいってないのかな…それとも、俺の事で義兄さんに負い目を感じてるのかな…)
賢治は由紀の気持ちを考えながらも、より一層深くなっていく由紀への愛情を止める事が出来ない。
賢治は自販機で買った飲み物を両手に持ち足早に部屋に戻った。
部屋に戻った賢治は隆志が寝ている寝室の襖が閉じられ、灯りが消されテレビの明かりだけになってる居間に座っている由紀に冷えたペットボトルのお茶を手渡すと、由紀に寄り添うように腰を下ろした。
「…賢ちゃん…絶対に後悔しないよね…ずっと…」
「…勿論…ずっと姉さんと一緒だよ…・」
由紀は賢治に念を押すように小さな声で、しかししっかりと確認する、隣に寄り添った賢治にもたれかかった。
「…姉さん、やっと幸せになれる…」
「…姉さん…」
賢治はもたれかかってきた由紀の腰に手を回し、由紀を引き寄せるように抱きながら唇を重ねた。
(…賢ちゃん…隆志が…起きちゃう…)
(…姉さんが、声を出さなきゃ大丈夫…)
由紀の柔肌に飢えた賢治は抑える事の出来ない衝動に、襖一枚挟んだ隣の部屋に隆志が寝ているにもかかわらず、由紀の浴衣の襟から乳房へと手を忍ばせていく。
(…け…賢ちゃん…)
由紀は賢治の手を抗うどころか、自らも浴衣の合わせ目から飛び出そうとしている賢治の股間に手を伸ばし固くなり始めている賢治の肉棒をブリーフの上から摩り始めた。
賢治は、柔らかな由紀の乳房を揉みながら自分から舌を絡めてくる由紀の舌を吸い、固くなり始めた小さな乳首を指で転がしていく。
由紀は乳房を揉まれ、甘く蕩けるような賢治のキスに小鼻を鳴らして小さく喘ぎ始め、更なる刺激を求めるかのように賢治の肉棒を摩っていた手をブリーフの中に忍ばせていった。
すると賢治も由紀の乳房を揉んでいた手をゆっくりと下に移動し、足もとがはだけ真っ白な太腿が露になってる由紀の股間にその手を潜り込ませていく。
太腿を伝い小さく開かれた由紀の股間に向かっていく賢治の手は直ぐに由紀の核心に辿り着いたが、賢治の指先には当然あるであろうはずのパンティの感触が無く、既にしとどに潤い蒸れるように熱く火照った由紀の淫裂の感触が伝わっていた。
(…姉さん…)
(…だって…我慢できなかったんだもん…)
そんな言葉を発するかのような由紀の瞳を見つめ、賢治は既に愛液を溢れさせている由紀の淫裂を開き、泉の源である蜜壺へゆっくりと指を押し込んでいく。
(…はぁっ…あ…ぁっ…声が…声が出ちゃう…)
(…義兄さんが起きちゃうから…声は出しちゃだめだよ、姉さん…・)
由紀はもっと激しい刺激を求める自分と、昂ぶる興奮に喘ぎ声を発してしまう事を避けたい自制心との葛藤に身悶えながらも、そんな葛藤を見抜いていた賢治の絶妙な指使いに、ぎりぎり声を抑えながら全身に走る快感に包まれていった。
(…賢ちゃん…姉さんもう…我慢できない…)
そんな由紀の欲望を察した賢治は一旦由紀から離れ官能でふらつく由紀を抱き起こすように立たせると居間の外にある大きめの洗面所に向かった。
賢治は洗面所に入ると後ろ手に鍵を閉め、自ら浴衣を脱ぎ全裸になると由紀の着崩れた浴衣を剥ぎ取り全裸に剥いていく。
由紀は賢治の行動に抵抗する事無く全裸になり、洗面所に備え付けの蓋の閉まった便器に両手を付き、愛液の滴る淫裂を賢治に突き出すように後ろを向いた。
賢治はそんな由紀に声をかけることも無く、無言のまま腰を抱えいきり立った怒張を由紀の蜜壺に押し当てゆっくりとその巨大な肉棒を蜜壺に押し込んでいく。
「…う…うぅっ…あぁっ…」
必死に押し殺そうとしても込み上げる嗚咽を押さえる事が出来ない由紀は、崩れそうになる身体を片手で支えながらもう片方の手で口を押さえながら快感を貪っていく。
賢治は、込み上げる嗚咽を必死に堪える由紀に容赦なく腰を繰り出し、由紀を一気に高みへと押し上げていく。
「…ん…・んんーーーっ…・あぁっ…・いっちゃうぅ??…・」
昼間数時間に渡って指だけで陵辱されていた由紀の身体は、昇天出来なかった官能の火種が燻り続け、壁一枚を隔てた部屋に夫が寝ているという緊迫した状況で挿入された事によって、その官能が一気に高まっていったのだった。
「…もういっちゃったの?姉さん…いつもより早いね…」
「…だって…あぁっ…だってぇ…」
昇天し今にも洗面所の床に崩れ落ちそうになっている由紀を抱きかかえ、今度は自分が蓋をしてある便器の上に座り由紀を抱えるように跨がせた。
「…まだ足りないんでしょ姉さん…さぁ、自分で入れて…」
息を荒げながらも由紀は自分の愛液で濡れ光る賢治の怒張を握り、便器に座る賢治を跨ぎながらその怒張を蜜壺にあてがい、ゆっくりと腰を下ろしていく。
「…ふぅっ…あ…あぁっ…いいっ…」
由紀は脳天まで突き抜けるような快感に身体を仰け反らせながらも懸命に腰をくねらせ、下から突き上げる賢治の腰動きに合わせ再び昇り詰めようとしていた。
「…はぁ…はぁ…あぁっ…・またいくっ…いっちゃうぅ…・いくーーーーっ…」
由紀がそう叫んだ瞬間、賢治腕の中で由紀が力なくぐったりと賢治に寄りかかった。
「…姉さん?…姉さん?…・」
賢治の問いかけに返事もせずに息だけを荒げている由紀は、完全に意識が遠のいていた。
賢治は完全に意識を無くしてしまった由紀にやっとの事で浴衣を着せると、隆志を起こさないようにゆっくりと布団に運び、自らも由紀に寄り添うように布団にもぐった。
(…姉さんずるいよ…自分だけイッちゃって…俺まだなのに…)
賢治は寝室で静かな寝息を立てている隆志の様子を伺いながら、音をたてないように静かに由紀の尻を引き寄せ浴衣を捲っていく。
若い賢治は理性などで欲求を抑える事など出来るはずも無く、布団から尻だけを突き出した格好の由紀の脚を後ろから抱えると、気を失ったままの由紀に再びその巨大な肉棒を突き刺していく。
「…・ん…・んんっ…・」
頭まで布団をかぶせてある由紀のくぐもった嗚咽が静かな寝室にかすかに響いたが、隣に寝る隆志を起こすほどの大きさではない。
賢治は抑えられない性欲に支配されながらも、暗がりに慣れた目と耳で隆志の様子を伺いながら、由紀の蜜壺の中に納まった怒張をゆっくりと動かし由紀の暖かな感触を堪能していく。
賢治は、布団の擦れる音を最小限に抑えながらゆっくりと腰を動かし由紀の蜜壺の感触を味わっていたが、由紀との身体の密着が少ない事と、由紀の意識が無い事でいつものような興奮が得られない。
(…う?ん…なんかイマイチだな…)
賢治は隆志が隣にいることを忘てはいなかったが、思ったように快感を得る事が出来ず徐々に行動がエスカレートしていく。
(…やっぱり正常位だよね…)
賢治は音を立てないようにゆっくりと由紀を仰向けにし、隆志に見られないよう布団をかぶりながら仰向けになった由紀の脚の間に潜り込み、やっとの事で着せた浴衣を再び脱がせ始めた。
(…・やっぱり姉さんは全裸じゃないと…)
布団を被りながら仰向けにした由紀の浴衣を脱がせ終わった賢治は、未だに意識の戻らない由紀の脚を抱えゆっくりと挿入していく。
「…ん…んんっ…んっ…」
先程のように横になったまま後ろから挿入するのと違い、正常位での挿入感はより深く感じる賢治はいつもと同じように得られる快感に酔いしれ、自らの快感を貪るように徐々に腰の動きを早めていった。
「…・はぁっ…ん…んっ…あぁっ…」
賢治の動きが早まるにつれ、由紀の漏らす嗚咽が次第に大きくなっていったが、快感を貪る賢治にその事に気付くはずも無かった。
賢治は大きく広げた由紀の股間に腰を叩きつけるように腰を繰り出し、徐々に襲ってきた射精感に合わせて更に激しく動いていった。