イケメンの甥を理想の男に育てる[前編]

2018/05/10

これは私のツバメとの馴れ初めです。
私と兄は年が離れていて、私は両親が40代になってからの恥かきっ子でした。
兄にはリュウイチという息子がいて、私とは10歳ほどしか年が違わず、リュウイチが小学生くらいの頃までは、私がよく面倒を見ていました。
私と兄はあまりパッとしないのですが、リュウイチの母親は美人で、リュウイチは幸運にも父親ではなく母親の遺伝子を受け継いでいました。
ですから、リュウイチが小学校の高学年になった頃には、正直なところ買い物などに連れて歩くのがちょっとした楽しみでした。
身内の欲目もあるかもしれませんが、リュウイチは本当に綺麗な顔立ちをしていて、手なんかも凄く綺麗で、冗談っぽくリュウイチの頭を胸に抱えたりしては1人でドキドキしていました。
リュウイチが中学に上がった年、私は就職して田舎を出ました。
都会は楽しくて、ボーイフレンドもでき、恋愛も失恋もしました。
仕事にやり甲斐を感じてのめり込むと、責任のある仕事も任せてもらえるようになって、故郷に足が遠のいて、あっという間に6年が過ぎました。
それは、最後の男と別れてから1年が経った頃でした。
兄から電話があって、リュウイチが受験の時に、私の家に泊めて欲しいと頼まれました。
懐かしさでいっぱいになって、あの美少年にまた会えると思うとちょっとワクワクしましたが、私はわざと迷惑そうな声を出しながらも承諾しました。
受験日の前日、私は駅まで迎えに行き、新幹線から降りてくるリュウイチを探しました。
しばらくホームで車両から降りてくる人を待っていましたが、一向にリュウイチは降りてきません。
時間を間違えたのかと思って携帯で調べていましたら、後ろから声がしました。
「アキコ姉ちゃん?」
振り返ると背の高い青年が立っていました。
でもよく見ると、まだ幼さが残っているリュウイチでした。
そしてあの美少年ぶりも健在、いいえ、それ以上になっていました。
「リュウイチ?」
少年が頷くと私のテンションは一気に高まりました。
「えっ?背、伸びたね。これじゃ、街ですれ違っても分からないね」
リュウイチは少し照れたようにはにかんで見せて、ペコリと頭を下げると、「お世話になります!」と明るく言いました。
「荷物はこれだけ?」
「うん、明日試験を受けたら、帰るから」
駅前の駐車場に停めた車に案内する間にそんな会話を交わしました。
家に着いて、荷物を置くと、すぐに受験会場への下見に行くと言います。
「道順は分かってるの?」
訊くと今は携帯で何でも検索出来るので心配ないとの返事でした。
「お腹は?」
「ちょっと空いてる」
私は手早く2人分のチャーハンを作るとリュウイチに食べさせました。
「アキコ姉ちゃん、これ凄く美味しいよ!」
「ありがとう」
「これ、何にも入ってないよね?どうしてこんなに美味しいの?」
「それは、ひ・み・つ」
私は好きになった彼氏にしかこのチャーハンを食べさせた事がないのですが、いずれも好評を博しました。
リュウイチにチャーハンを食べさせたのは、その時点で既に、私の中に邪な気持ちが芽生えていたのではないかと思います。
「明日、私の車で送ってあげようか?」
「えっ、いいの?」
リュウイチはちょっと安堵の表情を見せました。
聞くと大丈夫だとは言ったものの、内心不安だったそうです。
「じゃあ、間違えないように私が下見をしてくるから、リュウイチは家で勉強していて」
そう言いましたが、リュウイチは今更ジタバタしても仕方がないから一緒に行くと言って付いてきました。
男の人とのドライブは、久しぶりです。
それも以前は私が助手席に座っていたので、何だか新鮮です。
最短コースで会場まで辿り着くと、リュウイチは気分転換にちょっとだけドライブに連れて行って欲しいと言いました。
「大丈夫なの?ドライブに行って試験に落ちたら、お兄さんたちに顔向け出来ないよ」
「大丈夫。万が一落ちても、アキコ姉ちゃんとドライブに行ったなんて言わないから」
白い歯を見せて笑うリュウイチが本当に可愛らしくて、ルンルン気分で車を走らせました。
「リュウイチ、モテるでしょ?」
「ん、ちょっとはね」
「へぇ、否定しないんだ」
「アキコ姉ちゃんだって、モテモテでしょ?」
「そんな事ないよ。今は仕事仕事の毎日よ」
そんな軽口を交わしながらドライブを終えて家に帰ると、もう夕方になっていました。
「何か食べたいものある?」
「明日試験だから、やっぱカツかな?」
「分かった」
私は夕食も腕を振るいました。
普段は油の処理が面倒なので揚げ物はしませんが、実家にいる時は食事の用意をよく手伝っていたので、料理は得意です。
「もう、食べられないよ」
やはり高校生の男の子の食欲は違います。
リュウイチは、私の揚げたカツを2枚もペロリと平らげると、ご飯もドンブリで2膳食べました。
「明日、お腹痛くならないかな?」
ちょっと心配になって訊きましたが・・・。
「こんなのでお腹痛くなってたら、毎日お腹痛くなっちゃうよ」
そう言って笑っていました。
「お風呂沸かしてるから入りなよ」
そう促すと、リュウイチはボストンバッグの中から下着の着替えを取り出し、バスルームに向かいました。
「脱いだものはそこの籠に入れといて。今晩洗っとくから」
声をかけるフリをして脱衣所を覗くと、リュウイチは既に全裸になっていて、咄嗟に手で前を隠しました。
「あ、ごめん」
そう言いながらも、しっかりとリュウイチの裸を観察しました。
ギリシャ彫刻を細身にしたような、しなやかで美しい男の姿がそこにありました。
私の家は狭いので、ベッドの脇に布団を敷いて、リュウイチの寝床を用意しました。
「アキコ姉ちゃん、お先でした」
髪をタオルで拭きながらパジャマ姿のリュウイチがバスルームから出てくると、私は入れ替わりに脱衣所に向かいました。
そしてリュウイチが布団の上に座って、ドライヤーで髪を乾かしているのを確かめると、洗濯籠の中を覗きました。
先ほど脱いだばかりのリュウイチのブリーフが丸めて放り込んであります。
私はそれを取り出すと、堪え切れず鼻に押し当てました。
若い男の子の匂いが鼻腔を刺激し、私は自分の股間が潤うのを感じました。
気が済むまで匂いを嗅いだ後、自分の下着と一緒にドラムに放り込んで、洗濯機を回しました。
バスルームに入ると、私は髪と身体を洗った後、こっそりシャワーのお湯を股間に当てて、声を出さないようにして軽くイキました。
何事もなかったかのようにバスルームを出て、髪を乾かした後、ベッドに入って横になった時、リュウイチは布団の上でノートを開いたまま眠っていました。
「明日は頑張ってね。おやすみなさい」
小声でリュウイチに声を掛けると、照明を一番暗くして私もベッドに横になりました。
自分以外の寝息が部屋の中で聞こえるのは何年振りでしょう。
彼氏でさえ、私の部屋に泊めた事があるのは数えるほどです。
薄暗がりの中、私はリュウイチの寝顔をいつまでも眺めていましたが、いつの間にか私も眠ってしまっていました。
目を覚ますとリュウイチはまだ眠っていました。
掛け布団がずれて、目の前に晒されている下半身を見て、私の目は釘付けになりました。
(大きい!)
健康な男子であれば当たり前の事ですが、リュウイチは股間を大きく膨らませていました。
気がつくと私はベッドを降り、リュウイチの股間に手を伸ばし、その硬さと大きさをそっと掌で感じていました。
もしリュウイチが目を覚ましたら、布団を掛け直していたのだという言い訳も用意してありました。
その時、目覚ましのベルが鳴って、私は慌てて立ち上がると台所に向かい、目を擦りながらリュウイチが上半身を起こすと、あたかも台所から戻ってきたような素振りで声を掛けました。
「おはよう。よく眠れた?」
「うん、おはよう」
リュウイチは自分の下半身が掛け布団からはみ出している事に気づくと、慌てて布団を抱くようにして股間を隠しました。
(可愛すぎる・・・)
私は心の中でニヤニヤしながら台所で朝食の用意を始めました。
予定通りリュウイチを会場に送り、家に戻ると私は服を脱ぎ捨て、ベッドに横になるとすぐに股間と乳房に手をやり、自分で自分を慰めました。
頭の中はリュウイチの事でいっぱいで、昨夜見た綺麗な肌、今朝目にした膨らみを想像しながら深いオルガを感じました。
一度では満足しきれずに、二度目の絶頂を感じると、私は再び深い眠りにつきました。
目を覚ますと、とうにお昼を回っていて、私は熱いシャワーを浴びて髪を乾かしました。
いつもはサラサラのストレートのままですが、その日は少しだけ意識して先端にカールをつけました。
大学の校門から出てくるリュウイチの姿を見つけ、短くクラクションを鳴らして居所を知らせると、リュウイチはすぐに助手席に乗り込んできました。
「どうだった?」
「どうかな・・・でも、たぶん、大丈夫だと思う」
「凄い!ここ第一志望だよね!」
私は自分の子供の事のように喜び、用意していた言葉をかけました。
「気分転換にもう一泊していったら?」
「ハハハ、昨日から気分転換ばっかりだね。でも、いいの?」
「うん、上手くいったのなら前祝いしてあげる」
「ホント?じゃあ、お母さんに電話しとくね」
そう言うとリュウイチは携帯を取り出して、母親に電話をかけました。
「もしもし、お母さん?うん、ボク」
「…

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