魅力的なJK幽霊に恋をした part2

2018/03/31

前回の話
今日は休みだしと書いたが、この先当分休みだし、昨日のは休日出勤だわ。
あと、……とある奴にスレ発見されて見辛い言われたので改行大目、
漢字少な目で書きます。
オレの頭の中で、親父の言葉が変にグルグルしていた。
心のどこかでも、たしかにS子に何をしたくて接触しているのか分かってなかった。
そんなボーっとしながら、夕食をすませ、二階へ上がった。
いつもの様にパソコンの前に座り、ネトゲをしようと思うが、どうも気分は乗らなかった。
オレ(S子に何をしてやりたいか……)
最初は流れで『成仏』なんていう漠然としたことをいっていたが、
いざ目の前にくると、こうも考えさせられるものなのか、と悩んだ。
ぐるぐるぐるぐる……そう30分ぐらい考えて。
その間、2ちゃんやネットでお祓いについて検索して。
S子の可愛らしい姿を想像していたら……ゲフンゲフン
賢者モードになった所で結論だした。
オレ「いやいや、成仏が一番正しいんだろ。正しくなければ、お祓いやお葬式なんかやらない」
オレ「成仏してもらうのが、一番だ」 ただ、俺が考えた成仏とは別だった。
集めた情報から導きだした、俺の考えは。
『自分が死んでいることに気がつけていない』のは、かわいそう。
それを強引にお祓いして昇天させるのも、如何な物だろうか。
かと言って、それを強引に話、除霊するのは、
テレビの心霊番組の除霊合戦みたいな泥沼化になる可能性があるそうだ。
やはりS子自身に気がつき、受け入れてもらうのが良いのであろう。
ただ、S子はどう思っているんだ……?
もう一度、明日聞くことにした。
社長『寝る前にいいかな?』
スカイプの音がなった。
社長からの個人通話だった。
社長「結局、その子をどうするか決まった?」
オレ「成仏してもらえるように……頑張ろうかと……」
社長「オレ君は素人だよね?」
少しカチーンときたが、心配しての言葉だろう。
社長「……まあ、これから先大変かもしれないが、相手する以上はしっかりしなさいな」
オレ「その、解体工事で社長が憑かれた子供とはどうやって接しているのですか?」
オレはふと思い尋ねてみた。
あの話が本当なら、十数年は付き合っている仲だろう。
それに今の立場なら、祓えないと言った霊媒師と、別の霊媒師と縁は有る筈だ。
なぜ、祓ってもらえないのか。
社長「そうだねー……、ある意味、私への戒めもあるんだ」
若いころの失敗を糧にしている。
この経験を常に活かせるようにするために、こうしている。
なんと言う、ご立派なお人なんだ。
社長「ただ……、いつの間にか可愛く見えて来てしまってねw」
お い お い マ ジ か 、 社 長 。
社長「キミに紹介した神主さんなら、祓えると言うのだけど、
私は祓ってもらうつもりはないんだ。
たしかに怪奇現象もあるし、それが理由で失った友人もいる。
(詳しくは知らない
でも別に悪い事ばかりではなくてね。
私が憑かれている時、肩をもんでくれたり、足を撫でてくれたり。
そうすると、気持ちも身体も楽になる。
元々が”座敷童”と言われる神様的霊だったのも理由かもしれない。
とは言え、精神的に責めてくる事もあるけどね……w」
座敷童……、
社長に憑いていたのはロリだったのだ。
オレ「ああ……ロリコンな理由がわかりました」
社長はゲーム内でも有名なほどのロリコンだ。
使用しているキャラクターも、中々可愛らしい女の子だ。
社長「はっはっはww私も実はそう思っているw
こういうのが”影響されてる”って言うそうだ。
まあ神主は『霊のせいにするな』って言っていたがな……」
オレ「……俺も大丈夫だったりしますかね?」
俺はそう思えてきた、てか、成仏させなくても……などと言う、淡い妄想は直に砕かれた。
社長「それは違うよ。
私の場合は、ある意味『悪霊じゃない、座敷童だ!』って言う保証があった。
家を壊したとき、何となくそれを察していた。
悪い事をしてくるけど、悪い幽霊じゃないってね。
ただ、オレ君のS子がどう言う霊かは、私には分からない。
悪霊じゃないにしても、成仏できない可哀相な霊なんじゃないかな。
それに、霊って言うのはなるべく成仏できる方がいいんだ。
お盆や、特別な日に、家に帰ってくる。
その子は自分の家も分からないんだろ、それはかわいそうじゃないか?」
オレ「……。」
何も言えなかった。
ただ、社長は間違ったことを言っている訳じゃないと、感じた。
オレ「とりあえず、明日S子と話して決めます」
社長「……そうか。いい結果に終わることを願うよ」
そう話を終え、俺は眠りについた。
夢の中で、またしても怒男が出てきた。
怒男「……お前と言う奴は」
もう、なんて言うか……、
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 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄
こうなってた(ズレてたらごめん。
その後、何かを怒男に怒られた。
怒男「一体、君はなぜ気が付かない……」
オレ「?」
怒男が言うには、俺がS子と接触している時、
オレの体に起こる異変を多く祓っていると言う内容だった。
ただ「あまりにもオレが気が付いていない!」と思ったらしく、
腕だけは異常状態にしていたのだと。
それに気が付いていたと、告げると、露骨に「(´Д`#)ハァ?」と顔をされた。

怒男「まったく……」
オレ「あの……怒男さんは、S子のことどう思いますか?」
怒男「…………単純に言うなら、あそこまで強いのに会うのは久しい。
ただ、強すぎるだけで、悪いものではなさそうだ」
オレ「おおっ」
怒男「今はな。この先、長く付き合うのだとしたら、私は君を守れる自信がない」
おい、守護霊。
と、思ったが、守護霊も見切りをつけることもあるのだろう。
いや、それともS子が強すぎるのだろうか?
怒男「それと、目が覚めたら、数珠を確認するといい。
君がどういう者と居るのか分かるだろう」
その後、怒男は終始ため息をついていた。
目が覚めた。
もう周囲は明るくなっていた。
子の感じ的にS子は来ていないだろう。
オレは昨日夢の中で怒男に言われた事を思い出し、カバンを確認した。
オレ「……!」
今でも胸がバクッ!て音を立てたのを覚えている。
てか、アレが胸が飛び出しそうになるとか言う状態なのだろうか。
オレ「S子って……なんなんだよ……」
カバンの中を確認したオレは思わず声に出したと思う。
数 珠 は 粉 々 に な っ て い た 。
ゴムではない、糸で纏められた数珠だったが、その紐だけを残し、数珠は粉々だった。
カバンの中がすさまじくお香の香りが充満していた。
何処かにぶつけた記憶も、そうなる様な事をした覚えもない。
……S子の仕業なのだろう。
これは意図的な物かどうか……今日は、結構強く聞くしかなさそうだ。
家で遅い朝食を食べていると、S子の気配がした。
急いで食べ終え、門を確認すると、やはりいた。
肩まで伸びた髪の毛、学生服を着た、黒ストッキングで、ナイスボディな女の子が。
キョロキョロと背伸びしながらこちらを覗き込んでいた。
そして俺の顔を見つけると「ニコッ」と笑い手を振ってきた。
何ちゅうかわいい子なんだぁあああ…

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