映画館で
2018/11/01
先日、取引先へ行った帰りに、「しばらくサボってから戻ろうかな」とイケナイことを考えました。
バーゲンに行っても疲れるだけだし、スタバも混んでる。
そうだ、映画館でお昼寝しよう。
夏休みなので、どこも子供でいっぱい。
ロードショウ館なんて入ったら昼寝どころではありません。
そこで目に付いたのは、寂れたえっち映画館。
切符を買うのに題名をいわなくちゃいけないのは嫌だな、と思っていたら、「大人一枚」だけで済みました。
中は割と綺麗だけれど、混んではいない。
良かった、と思いつつ、一番後ろの左隅へ。
ここなら邪魔されずにゆっくりできるかな。
大画面ではカラミが。
女優さんのアエギ声が結構激しくて、ちょっとうるさい笑。
それでも、暑さから逃れた安心感と寝不足で、うとうとし始めました。
しばらく良い気持ちで居眠りしていたところ、ふと人の気配を感じました。
でもね、あまりに眠くて目が開かないの。
ちょっと夢うつつでぼーっとしていたら、胸の辺りにサワサワとんんと思う間もなく、誰かの手が私の左胸を、ブラウスの上から触っています。
え、痴漢と思うと同時に目が覚めました。
いつのまにか、隣には半ばのスーツ姿の男性が座っています。
その男が私に覆いかぶさるようにして、右手で左胸を包んでいるんです。
「ちょっと、何してるんですか」映画館なので、一応小さな声で囁きました。
すると、肩を抱きかかえるようにして左手で口を塞がれました。
その一瞬、怒りより怖さの方が勝ってしまったのです。
男はそれを見透かしたかのように、ゆっくりとブラウスのボタンをはずしていきます。
今日の私はフロントホックブラ。
嫌、どうしよう、と思った瞬間、ホックがはずされ、私の両胸はむきだしになっていました。
男の手は遠慮もなく、乳房を包んでゆっくりと揉み続けます。
下からぎゅっと揉み上げたり、手の平で乳首を転がしたり口を塞ぐ男の手の下で、私の呼吸が少しずつ速くなっていきます。
私は男の体を押しのけようと、右のひじで肘鉄を喰らわせました。
「いてっ」と小さな声がしたその瞬間、私は頬に痛みを感じました。
驚きと恐ろしさで声がでません。
男は、ネクタイをはずすと、私の両手首をまとめて縛り、頭の上に上げました。
唇を震わせている私を見て、男は安心したのでしょう、片方の胸に口をつけたのです。
ざらついた舌で乳首を舐め回しながら、男は座っている私の前に移動しました。
正面にしゃがみ込み、左手で私の胸をまさぐり、尚も乳首を吸ったり舐めたりしています。
男の右手は、スカートを捲り上げようと躍起になっていましたが、タイトスカートなんて簡単には捲れないのです。
諦めた男は、スカートのファスナーに手を掛け、あっという間に引き下ろしました。
そして、両手で私の足を掴み、座席から引きずるように前に出したため、背中で腰掛けるような形になった瞬間にスカートが足元に落ちました。
私は膝を閉じようにも、男の体が邪魔になって閉じることができません。
男は、ストッキングに爪を立て、ぴりぴりと破っていきます。
すっかり役に立たなくなった私のストッキング。
下着の上からゆっくりと指でなぞり始めました。
前後したと思うと、小さな円を描き、じんわりと温かいものを感じた頃、ふと見ると下着には染みが浮かんでいました。
男は、さらに膝を開かせると、口を付けました。
下着を齧りとるようにして、私に吸い付く男。
舌を硬くして、前後させているうちに、下着の上からでも、クリトリスの位置がはっきりとわかるようになりました。
男は下着に手をかけて足元に落とし、私の足を両肩に担ぎ上げました。
スクリーンの光を受けて、そこがぬらぬらと光っているのが見え、私は思わず目をそむけたのです。
冷たい空気に触れているのに、じんわりと温かいそこ。
男の指でさらに広げられた時、ぴちゃと微かに音が聞こえました。
その瞬間、つつーっと何かが流れ出るのを感じ、私は思わず目を閉じました。
暗闇の中、舌がぺっとりと舐め回し、続いて指がそっと谷間を探り出します。
クリトリスの根元を擦られ、一番深い場所に圧力を感じ男は、クリトリスを舐めながら、時間をかけて中に指を入れてきました。
一瞬の抵抗を潜り抜けて男の指先が中で曲げられた瞬間、私が詰めていた息は、「あぁ」というあえぎとなって出たのです。
男は唇を離すと、私の耳元で、「大丈夫、声を出しても誰も気付かない」と囁きました。
画面からは大音量で女優のあえぎ声が流れています。
男は片手で胸をまさぐりつつ、指の出し入れを始めました。
自分の声なのか、映画の音なのか、私にはもうわかりませんでした。
「嫌嫌っ、ん、んあっ、んーっ」
「嫌なの嫌じゃないでしょ良いんでしょ」男の指の速度が増していきます。
指が動くのと同時に手の平でクリトリスが擦られ、私の頭の中は真っ白になっていました。
絶え間なく流れ出す愛液のせいで、ぐちゅぐちゅと音が聞こえてきます。
男は胸に吸い付き、乳首を舌で舐め回し、さらに深く突いてきました。
ケータイが鳴り出すのが遠くで聞こえましたが、私は意識を保つのに精一杯でした。
奥深く沈んだ指が敏感な部分に触れた瞬間、私は「いや」という声と共にのけぞり、ついにイッてしまったのです。
男は指を中に残したまま、ケータイをチェックしました。
「楽しかったよ。残念だけど戻らなくちゃ。叩いたりしてごめん。」と耳元で囁き、指を抜くと私の手首からネクタイをはずしました。
服を整えて出て行く後姿をぼんやり見ながら、私はのろのろとスカートを拾い上げました。
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