2年付き合った彼女がメンヘラ化

2018/06/26

俺的悲報
誰か聞いて欲しい ありがとな
30前半ではじめてできた彼女
ガッキーに似てるので名前はユイにしとく
ユイは紹介で知り合ったが、美人で料理上手で仕事もバリバリやってた
性格も明るいし優しかった
だが付き合っていきなり電話がかかってきて今から着てと叫ばれた
何を聞いても答えにならない泣き声しか聞こえてこない
とりあえず仕事が終わってすぐだったし、彼女が心配だったから彼女が
母親と兄貴と住んでるっつーオンボロアパートに向かったそしたら、すげー光景が目の前にあった
アパートの前に警察官とパトカーとか色んな車がめっちゃ並んでて、
近所から野次馬集まりまくりだった
彼女に電話しても繋がらなかったから野次馬のひとりに
何かあったんですか?と聞いたまあ、メンヘラ化するキッカケありすぎたんかもしれん
彼女の兄貴が死んでたらしい
アパートの部屋の中で
死因不明でパニック
彼女は第一発見者で現場検証?事情聴取?うけてたらしいちな彼女の母親は出張してたらしい
彼女、アパートから出てきたけど話はできず俺は警察官に
彼女を待ってろと言われて警察署の前で何時間も待ちぼうけ
次の日の仕事もあったし、彼女とは家族ぐるみの付き合いだったから
親父に連絡して事の経緯をはなした親父はユイをかなり気に入っていたから、仕事を休んで葬儀の手伝いをしてこい
お前の仕事よりユイちゃんが心配だから側にいてやれよ
と言われる
俺はユイの兄貴とは面識もなかったから正直死んだと言われても
ピンとこなかったけど、親父に逆らうとかなりヤバイことになるから
会社に連絡して有休使うことにした夜中2時頃ユイが警察署から出てくる
かなり泣いたんだろう
顔はパンパンに腫れていて足取りもフラフラしていた
警察官にアパートは事件性がないとわかるまで入れないからあとは頼むねと言われる
俺の家に泊めることになった
ユイはその間も泣いてばかりで、たまに過呼吸になってた
2年付き合って泣いてるユイを見たのははじめて
ユイに話を聞くと、仕事が終わりアパートに戻ると兄貴が玄関に倒れてたらしい
触ると冷たかったため、呼吸と脈を確認して救急車と警察を呼んだらしい
親父は怖い
昔から殴られまくったユイは出張先の母親と何度か電話でやりとりしていたが、もはや言葉になってなかった
俺が代わって話すと、ユイの母親は予想とは違い冷静に話をしていた
母親は、仕事をキャンセルして明日朝一の飛行機で帰ってくると俺に言った
そのまま俺のオカンが用意した布団にフラフラ倒れるようにしてユイは横になっていた
スーツからはパンツ丸見えだったから俺のジャージを貸した
俺は爆睡したが、ユイは一睡もできなかったそうだ俺はSNSをしないのでよくわからないが、ユイはSNSに兄貴が死んだことを書いたらしい
ユイいわく若い世代は新聞見ないから、兄が亡くなったことに気付かないままになってしまう
それより、葬儀でお別れしたほうが良いとのこと
ちな、ユイの兄貴はリア充で友だちの数も半端なかったらしい
兄貴の携帯は警察官が預かってるため
ユイが兄貴のSNSに書き込んだ死亡解剖の結果は、急性の病気だった
なにをしても助からなかったそうだ
次の日警察署でなぜか俺も同伴で話を聞いた
ユイは相変わらず泣いたり、過呼吸起こしたりだった
俺がずっと側にいないといけない状況だった
ユイ母は、すげー冷静にしていた
そんで、アパートにさすがに兄貴は置けないからユイ母の実家に兄貴は移動
俺とユイも車で後ろから付いていった
ちなみにど田舎でコンビニもないところがユイ母の実家だったちなみに、ユイ母は葬儀のあと俺に交通費等をくれた
迷惑かけたことと、お礼だそうだ
俺の給料一ヶ月分だったからビックリ
ユイ母の実家には、ユイ母の弟夫婦とこどもがいた
ユイは、実家着くなりさらに大泣き過呼吸
これがまじキツかった
隣にいて背中などを撫でながらもいい加減泣き止んでくれよと思った
他の親族はユイの面倒を全部初対面の俺に押し付けて、葬儀の手続き?話し合いをしてた
ユイは葬儀の日時や場所をSNSにアップしたらしい
これには引いた
ユイとユイ母は葬儀場にかなりデカイ会場?を選んでいた
予想通り、葬儀にはかなりの人数が来た
正直、芸能人かよって思った
座る場所もなくなり、次々と椅子は増えてくし外で待ってる人も沢山いるし
リア充すげーーーってかんじユイの友だちも数人来てた
ユイは泣き声が邪魔と親族席から追放されて後ろの方に俺と座った
そんな感じで葬儀終わり
そこから、ユイにどんどん試練が訪れる
マジで相手する俺の立場になってくれだったわまー、親離れ兄離れできない原因はわかったよ
ユイが兄貴と母親とまともに暮らせるようになったのは3年前からなんだ
これからのユイのメンヘラ化にも絡んでくるそっから、ユイは仕事復帰してちょっと元気はなかったが頑張ってる感じだった
その時、ユイにいきなり暫く会えなくなるかもしれないと言われる
理由を聞くと、中々言おうとしない
決して俺が悪いわけではないと言う
段々イライラしてきたのが伝わったのかユイは理由を話したユイはユイ母が3年前離婚したユイ父にストーカーされているらしく
理由は兄貴が死んだと伝えなかったことの復讐だそうだ
隠していた住所は、兄貴ことを新聞に載せたためばれたらしい
そのため嫌がらせの手紙などが投函されたり、電話番号をどこからか
入手して留守電がすべて暴言で埋まっていたらしい
その後すぐ着信拒否したらしいが、
ユイ兄が死んだことは、ユイ父の親族経由でユイ母が伝えたらしい
しかし葬儀には訪れず、近くのコンビニから葬儀の様子を観察してたらしい
ちなみにユイ父は携帯電話も固定電話も持っていない
ナマポらしい警察に証拠を持っていき警察は動いたが、ユイ父は行方不明に
なったらしく対応できずユイとユイ母はシェルターに避難することになったらしい
ユイ父は俺の存在は知らないらしくホッとした
そして、それを聞いた俺はユイとの別れを決意しただが、しかし大きな問題にぶつかる
親父だ
親父は下手したら俺よりユイを気に入っていたかもしれない
親父を怒らせずユイと別れようと思い
ユイの家庭の事情を話したが、親父は無反応
むしろユイちゃん可哀想だ
俺の家で守ろうじゃないかと言い出す始末
俺の親父は大手企業でそこそこの役職を貰っている
俺は親父のコネで就職したためさらに逆らえないのもある俺はそのままにしておいた
どうせシェルターにいるユイは携帯電話が使えないから連絡は来ないし
面会にも行かなかった
一ヶ月くらいたってユイから着信があった
恐る恐る電話に出ると、会いたいと言っていた
俺は別れ話をしようと思い会うことにした
久々に会うユイは、やはり綺麗だった
時々作り笑いだとは分かっていたが笑っていた
ユイ父は発見されて警察がうまいこと対処したらしい
ユイは、切り出した
俺君、私と別れてもいいんだよ
私みたいな家柄の女なんてやめた方がいいし、俺君まだ30前半だし
良い人見つかるからと逆に別れ話をされた
そして、ユイは話し始めた
私、小さいころから貧乏でお父さんがたくさん借金作っちゃって
お母さんが必死に仕事しててお兄ちゃんと二人でいつもお腹空かせてたの
お兄ちゃんが近所の友だちの家に頭下げてご飯ご馳走になってたこともあるんだよ
お父さんはギャンブル三昧だったしお母さんは仕事三昧だったの
それにね、私のお兄ちゃんは中卒なの
お金がなくて、私をせめて高校まで卒業させようと働いてくれたの

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