童貞と処女が旅行した話(2)

2018/06/25

僕らはまずキスをしました。
「冬美の唇って軟らかくて、しっとりしてる」 「……そうかな、汗でべたついてるけど」 「冬美の汗はおいしそうだよ、舐めとりたい」 「あなた汗フェチ?」 冬美がクスクス笑いました。
本心で言ったのでは無いのですが、勢いに任せてしまったのです。
ちゅっちゅと接吻をしていると、冬美も温まってきたようで、頬がほってりとして、眼がとろんとしていました。
「……冬美」 「長谷川君…うふふ」ちゅぷ。
ちゅっ。
ちゅう。
「ふゆみ……」 「首筋舐めてよ、汗もついてるよ」 「え、そう……」仕方ないので、舌を冬美の首筋にはわせつつ、付着している汗を舐めとりました。
-----「あ……」 「感じてるの?」 「うん」 「……次はどこ舐めてほしい?」 「腋……かな」 「うん」 「こそばゆいところって、感じやすいと思うの」 「ああ…」 「それに私、腋汗すごいんだ。長谷川君なら喜んで泣いちゃうんじゃない?」 「ええ?…へへへ。そうかなぁ……ははは」 「ちょっと待ってね。私下着つけてないんだよ」冬美が浴衣の上をはだけました。
おっぱいがぷるんとゆれました。
茶色の乳首がピンと勃起していました。
僕は失神しそうになりました。
「…ぐう」 「長谷川君、私のおっぱいどう?」 「すごいよ」 「えへへ。まだおあずけ?」冬美は仰向けになり腕をあげ、腋窩を見せました。
「どうぞ」 「じゃあ、いただきます……」僕は冬美の上にまたがり、腋に顔を近づけました。
さすがに冬美の腋といえども、腋毛の剃り残しはありましたし、刺激臭も感じ取れました。
ですが思わず仰け反るほどではないので、ここは我慢して、舌で腋窩をなぞりました。
「あん…」 「…うぷ」 「長谷川君って上手」 「そうかな?」 「優しいんだけど、やわじゃなくて…変態って感じがするの」 「ああ、ははは。ありがとう」しばらくは腋やみぞおち、臍の辺りに口づけしたり、舐めたりして冬美を温め続けました。
「…長谷川君」 「うん?」 「おっぱい、そろそろいじりたいでしょ?」 「うん」 「どうぞ。好きなだけいじってください」僕は冬美のおっぱいを目の前にして、思考を停止していました。
ああ… 「冬美…」 「やだ。長谷川君、泣いてるの?涙でてるよ。おっぱいに垂らしちゃってるし」 「わ、ホントだごめん、うぉ、洟も出てきた。やべぇ止まんねえ……ぐす」冬美は起き上がって、ティッシュで僕の洟を拭きとってくれました。
「すっかり鼻声だね」 「感激しすぎちゃった」 「うふふ…可愛い」 「…冬美に言われるなんてな」 「少し休む?」お茶を飲んだり、深夜放送を観たり、雑談をしたりしながら気持ちを落ちつけようとしました。
冬美は上半身裸のままです。
「恥ずかしくないの?」 「私、あなたに腋なめさせたのよ?おっぱい見せるぐらい、恥ずかしいわけないじゃない……でもちょっと恥ずかしいかも」 という若干飛躍した告白に、僕の気持ちは動揺し、鎮静にさらなる時間を要しました。
「どうしよう、初体験失敗するんじゃないか」 「それは私も同じ。大丈夫よ、二人で協力して、やりとげましょう」 「ええ?」 「日頃から私とパートナー組んでるでしょ」 「ああ…そうだったかな?」 「私、あなたを導いてあげたいの」 「どこに」 「あ、あの…気持ちいい射精に」 「はあ」 「あ、そうだ。ひとまず私の手で射精させてあげようかな」 「え、手コキ」 「うん。私してあげるよ。一度精液出しちゃえば少し落ち着くんじゃない?」 冬美は僕の股間に手をあてがいました。
そして揉む動作をし始めたのです。
まあ、一度出してしまった方が確かにいいかもしれないな……。
「してよ」 「じゃあ、おちんちん出して」 僕は浴衣の下をはだけて、トランクスを下ろしました。
勃起したペニスは天頂を突いていました。
「…どうかな」 「大きい」 「これで普通のサイズなんだよ」 「ふうん……皮かむってる」 冬美は包皮を剥いて、亀頭を露出させました。
「あん…」 「長谷川君もいやらしい声だすんだ」 恥垢がうっすら付着しているのを発見しました。
「あ、洗ったのに、もう付いてる」 「舐めとってあげる」冬美は亀頭冠に舌を沿わせ、恥垢を舐めとりました。
「あ…気持ちいい…けど気持ち悪い」 「やっぱり口でするのもいいかな」 「…うん」 「おっぱいでもやってみる?」 「…できれば」 「わかった」 冬美は、右手で陰茎をしごきつつ亀頭を含み、左手で陰嚢を揉みました。
とっても優しい感じで、冬美もこんなことができるんだと、ちょっぴり感激しました。
しばらく続けた後、冬美はいったん口を休め、おっぱいに陰茎をはさんでしごきはじめました。
「くう…」 「う?ん、私のDじゃちょっときつかったか」 「ごめん、もういくかもしれない」 「あ、射精するときは教えてね。私、長谷川君が射精するの見てみたいの」 「ええ?恥ずかしい」 「うふふ……」 ぬちゅ。
ぬちゅ。
ぬちゅ。
「冬美ぃ、頭がおかしくなりそうだ?」 「カウパー氏腺液……ええと、我慢汁っていうの?いっぱいでてる」 「やべぇ、もうでるぅ」 「わあ、どきどきするなぁ。ピッピッって出るの?ピューッって出るの?」 「…場合によるよ……」 「精液が尿道を遡上するのってどんな感覚なの?」 「…言葉に出来ないほど…気持ちいい……慣れるとそうでもない」 「ええ?それじゃよくわかんない」 「女にはわからないさ、あの快感は」 「潮吹くときのオルガスムスとどっちが気持ちいいのかなぁ」
「……ひゅえいお?」 「あはは。長谷川君、ろれつまわってないよぉ」
「(冬美の異常性に怯えだす)…俺を搾り取らないでぇぇぇ」 「一滴残らず搾り取ってやろぉ。でも残念だなぁ、私のおまんこにぶちこめないまま終わっちゃうなんてねぇ」 「……ひょほほほ……」 「じゃあ大人しくしなさい」 射精を予感しました。
「…あひん」 「…」 冬美は黙ってペニスを左手でしごき続けます。
頬をマッカに、眉間に皺を寄せ、口をとがらせて、時おり手を休ませ額を拭いながら……。
ついに、亀頭の鬱血が限界に達しました。
「冬美!俺出すよ!」 「…きゃっ!」 僕は精液を放射しました。
僕は虚脱感を感じると同時に、恥ずかしくてたまりませんでした。
両手で顔を覆いました。
「ううう…」 「…ドピュピューッ、って出た…」 僕は冬美を見ました。
なんと冬美は、顔面で精液を受け止めてしまっていたのです。
「ご…ごめん!」
「…ちょっとショック」 「ごめんよ!」
「いや、顔射されたのがショックじゃないのよ。射精した後のあなた、とっても気持ち良さそうだった…」 「…ひ?」 「でも、あなたの目、とっても切なそうだった」 「ああ」 「男の人って、射精した後、切なくなるの?」 「ん、まあ、切なくなるというより、空しくなる…」 「どうして」 「溜まったものを吐き出すと、からっぽになるんだよ」 「胸が満たされたりしないの?」 「うん。女の子とは違ってね…男はオナニーの方が楽しいんだよ。自分自身のために吐き出すんだから。満たされるんじゃなくて、スッキリするんだ。でもセックスだとね、相手のために吐き出さないといけないだろ?だから満足感の代わりに疲労がたまるんだよ。…多分」 「…そうなんだ」 冬美は側にあったティッシュを取ると、顔についた精液を拭い取りました。
「…落ち込むなよ」
「ありがと。精液なめたかったんだけどな…なめられないや」 冬美は浴衣の上を着直し、お茶を飲み始めました。
僕もペニスを拭いてからトランクスを履き、座卓の上においてあったけいざいがく入門を流し読みしました。
「…簡単じゃないの、これ」 「大学になると具合が違ってくるんです」 「夜警国家とかケインズとか、受験でもやったな」 「受験のときはさっぱりだったわ」 「受験のときも、だろ」 「…むう」 「…へえ、楽しそうじゃん、俺もなんか参考書でも読んでみようかな」 「長谷川君って頭いいのね」 「そりゃあ、かつては東京目指してたからね」 「うわ、諦めたんだ。学力足りなくて」 「……ぎい」 「長谷川君も頭悪いじゃん。でも私単願で一発だからね。長谷川君よりは頭いいかも?」 「俺だって現役だよ」 「でも第二か第三志望校合格でしょ。や?い、落ちこぼれ」 「…え?い、大学生は学歴じゃねえ。どんな4年間を過ごしたかなんだよ!東大、京大、一橋、早稲田、慶応?あと今小樽にいるから樽商(小樽には国立の商科大学があるのです)って数多あるがよお、そんなの関係ねえや!むしろそんなの気にする奴はどんなエリートでもクズだ、クズ」 「へ、負け犬の遠吠えだあ、やーいクズ」 こんな感じで雑談をしていると、僕はまた催してしまいました。
「冬美」 「なあに?」 「またしたくなった」 「え、ホント?」
「でも、まだボッキしてないよ」 「…じゃあ今度はゆっくり楽しみましょ。さっきは初めてだったから、急いじゃったのかもね」 「あと、冬美」 「うん?」 「前戯で汗を舐めさせるのはやめてくれ」 「…え?」 「俺、汗フェチじゃないから」 「……!!」 冬美の顔が紅潮しました。
「…そうなんだよ」 「……じゃあ、私の腋汗舐めてくれたのって、あれ…」 「うん、嫌々」 「きゃああああ!私どうしよう!恥ずかしいいい!」 「いや、でも甘くておいしかったよ(筆者註…しょっぱかったです)」 「ファーストキスよりもひどいことしちゃった…」 「いや、まあ俺のこと思って、身を切ってくれたんだろ?」 「…ううん、私、腋汗フェチなの」 「…そうなんだ」 「長谷川君汗フェチだと思ってたから、腋汗も好きだろうと思って…」 「…」 「腋毛剃り残しあった?」 「何本かね」 「私ね、実は腋毛フェチで…

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