コミュ障の俺と処女とのセックス

2018/03/02

書き溜めしてあるので一気に書き込む。
まずはスペックから。
俺…極限まで根暗な感じにした藤原基央と言われる。
他人とほとんど話せなかった。
アンナ…高校時代のクラスメイト、石橋杏奈に似てる。
イケメン…高校時代のクラスメイト、のちに親友になる。
今も昔もモテモテ
現在、俺は大学院2年生。
アンナは社会人2年目…だと思う。
NHKの『LIFE』観てたらアンナにそっくりな子が出ていたので、
懐かしくなってスレ立てした。
俺のコミュ障の度合いについて初めに説明しておく。
俺は、物心ついた時から家族以外の人とほとんど話せなかった。
喋りたい、コミュニケーションを取りたいという気持ちはあるんだけど、
声が詰まって出てこない。
家族やかなり慣れ親しんだ人とは話せるんだけど…
小学生の時なんか、家で家族と喋ってるのをクラスメイトに見られて、
「本当は喋れるのに学校では気取って喋らないんだ」
って言われていじめられることもあった。
そんな俺とアンナが初めて会ったのは、高校2年生の時。
俺は小学校から高校1年までずっとぼっちだったし、それにも慣れてきていた。
アンナは同じクラスの学級委員。
キラキラしてて可愛くて、同じく学級委員のイケメン男子とペアで活動していて、
これぞリア充!と言った感じだった。
実際、高1の時に当時3年の美形の先輩と付き合っていて、
美男美女カップルで有名でもあった。
新しいクラスにも慣れて少し経った5月のある日、俺はアンナから話しかけられる。
昼休みに自分の席で本を読んでいたら、頭上から声がした。
「俺くん、クラスのメーリスを作りたいんだけどアドレス教えてくれない?」
顔を上げると、アンナが机の前に立っていた。
いきなり話しかけられて少し面喰ってしまったが、とりあえず
うんと頷いて携帯を取り出した。
当時はガラケーが主流でアド交換と言えば赤外線通信だったのだが、
友達とアド交換なんてしたことがない俺は赤外線通信の仕方がわからなかった。
携帯をいじりながら混乱している俺を見かねて、アンナが「ちょっと携帯貸してくれる?」と
俺の前にかがみ込んだ。
シャンプーの匂いだろうか、いい香りがふわっと漂ってきた。
アンナが俺の携帯の赤外線通信の画面を探してくれている間、
俺はずっと目線を逸らして机と机の間の通路を見ていた。
アンナの態勢と俺の座ってる位置からして、運が良ければ胸チラが
拝めたかもしれないんだが…
シャンプーの香りを嗅いだ時点で、よくわからない罪悪感が生まれて
それ以上アンナの方を見れなかった。
「ああ、あった。
これ、メニューからこの画面に飛んで、こうすれば
赤外線通信になるから。
アドレス送ってもらっていい?」
俺はアンナから携帯を受け取ってそのまま赤外線でアドレス交換をした。
「ありがとー!メーリスに招待しておくから、メール届いたら登録してね!じゃあねー」
こちらこそありがとう、と言う代わりに軽く会釈をするとアンナはバイバイ、と
手を振って去って行った。
その日の夜、アンナからメールが届いた。
「今日はありがとう!招待メール届いたかな?登録の仕方とか
わからなかったらいつでも聞いてね」
俺は無難に「こちらこそありがとう。とりあえず大丈夫」と返信しておいた。
すると十数分後にまたメールが。
「それならよかった~。
そういえば俺くんって部活入ってないよね?
放課後は何してるの?」
「課題終えたらマンガ読んだり音楽聴いたり…」
「へぇ、好きなアーティストとかいる?」
「BUMP OF CHICKEN…あとはラルクとか」
「私もバンプ好き!スノースマイルとかいい曲だよね~」
こんな感じの短文メールで、チャットみたいに会話が弾んでいった。
件名の『Re:Re:Re…』がものすごい数になって驚いたのを覚えている。
人気者のアンナがコミュ障の俺に若干強引に絡んでくれる理由は、なんてことなかった。
担任教師(中年女性)が、常にぼっちの俺を案じて学級委員を派遣したのだ。
「元気?」
「何かあったら相談してね」とちょくちょく声をかけてくれる、
少しおせっかい気味だがいい先生。
まぁ相談も何も、ぼっちに慣れきってむしろ1人が心地よいくらいになっていた
俺は特に何も相談しなかった。
それに対し「教師相手では心を開きにくいのだろう」とでも思ったのか、
学級委員2人に「積極的に話しかけてやってくれ」とオファーしたそうな。
男子学級委員のイケメンがめんどくさがって放置したのを、
「それなら自分が!」とアンナが張り切った形になったらしい。
これは、のちのち仲良くなったイケメンから聞いた話
きっかけはそんなだが、俺はアンナとだんだん仲良くなっていった。
直接話すのが困難な俺のためにメールでやり取りするのがほとんどだったけど。
もともと人と話したいって気持ちはあるから、メールでは俺は饒舌だったんだよね。
CDの貸し借りやなんかは学校で直接会ってしていたけど。
印象的だったのは、ある日アンナがCDを10枚近くドサッと持ってきたこと。
アンナはバンプの他にJanne Da Arcが好きだと言っていた。
アニメ主題歌になってた月光花しか知らないと言ったら、「その他にも
いい曲いっぱいあるから貸してあげる!」と。
アルバムを数枚貸してくれるもんだと思っていたら、アルバムに合わせて
シングルCDもたくさん…持って帰るのが大変だったけどなんだか嬉しかった。
「これいいな、って曲あったら教えて!」
家に帰っても特にやることないし2日程度で全曲聴き終わったんだが、
ジャンヌって結構エロい歌が多くてビビった。
アンナはこんなの聴いてるのか…って妙に気持ちが高揚したのを覚えてる。
その中でいいな、って思ったのが『Dry?』って曲。
歌詞は引くくらいドエロなんだけど、ギターとドラムがとにかくカッコよくて。
それをアンナに話すと、「私もそれが1番好き!」だとw
あとで本人から聞いたのだけど、
友達がいない子にCDをドサッと貸して「いいと思ったの教えて」→「自分もそれが1番好き!」
の流れは少女漫画『NANA』の有名なワンシーンで、憧れて真似したらしい。
本人にそれ言っちゃうのかよwって感じだけどw
アンナに会って、俺の学校生活は少しずつ変わっていった。
秋も深まるころには、小さい声ならアンナと会話ができるようになっていた。
ぼっちでもいいやって思っていたけど、話す相手がいるのはやっぱり楽しい。
それに、同性の友達もできた。
前述したイケメン男子だ。
「お前、ラルク好きなんだって?俺も好きなんだよ」
突然そう話しかけられてビビったが、ラルク好きなのはアンナにしか
話してなかったし「アンナが仕組んだんだな」と思うと少し安心出来た。
始めは、イケメンみたいなリア充は俺とは住んでる世界が違うし、
アンナと仲がいいから絡んでくれるだけだと思っていた。
それでもじっくりメールしたり音楽の話をしたり課題を一緒に
やっていくうちに思ってた以上にいい奴だってわかったし、
今では親友と呼べる存在になった。
そうして考えると、担任教師がしてくれたことがきっかけで俺の人生は
大きく変わったわけだ。
卒業して数年後、俺の母校から異動してしまうとのことで
離任式に行き挨拶をしたが、もともと泣いていたところに
さらにオンオン泣かれて困惑したw
やがて時が過ぎ、高校3年になりクラスも変わった。
アンナとはクラスが離れてしまったが、イケメンとは同じクラス。
イケメンと一緒にいるだけで、あんまり喋れなくても自然とクラスの輪に入ることができた。
喋れないことを陰でヒソヒソいう奴もいたけど…あんまり気にならなかった。
友達と呼べる存在が出来たことが本当に嬉しくて楽しかったんだ。
ずっと一人ぼっちで過ごしてきた小学生から中学生の時間を取り戻すように、
俺は楽しい学校生活を送った。
アンナが話しかけてくれてから1年半ほどで、俺は前のような重症のコミュ障から
「ちょっと無口な人」レベルまで成長することができた。
27 :>>1◆TQpsULgTjOqa :2014/07/07(月)00:…

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